沖縄カンパチジギング

3週間前、石垣へ行ったが天候不良で何も出来ずに終わってしまった為、
今回も天気予報が非常に気になる…。マメにチェックをしていると
なんとか海には出れそうなかんじ…?

今回は2泊3日で3日間とも出船という、非常にタイトなスケジュールの予定。
お世話になる船は昨秋と同じ玉城(たまき)船長の操る「TENGU」さんである。
到着と同時に船長に電話を入れておき、迎えに来ていただく間にささ〜っと準備をする。

準備完了で待っているところへ船長が到着。
軽く挨拶を交わし状況の確認をすると、なんでも天候がアヤシイらしい!?
(またかよぉ〜ひょっとするとボクはシケ男かい??)
船長曰く、3月はまだ天候が不安定で3日間出船できた遠征組はいないとのこと。
そんなわけでジギングの釣果もそれほどではないらしい…。

ま、初日は肩慣らし程度の気持ちだったのでかる〜く行ってみることに…。
港に着くとすでに正午をまわっている。
「時間がないからさぁ、近場のポイントでやってみようねぇ。」と船長の指示に従い出港〜!
着いたポイントの水深は120〜130m。この海域でのアベレージである。

沖縄(那覇)周辺の海域は、八重山に比べ水深が浅いのでディープ初心者にも比較的釣りやすい海域です。(オススメ!)
関東や関西からは便数が多くアクセスがしやすいのも魅力ですね〜。
今回のメンバーは、かなりの経験者の松○さん、
昨年は石垣で苦戦をした横○さん、直○さん、それとボクの4名。

では、前置きはこの辺で
ジギングをスタート〜!

相変わらずの鋭いジャークで
ファーストヒットは松○さん。
グリグリ巻いて上がってきたのは
青チビキでした。
(画像なし)
画像提供は船長&直○さん
潮がゆるゆるで苦戦しましたが、
次もビュンビュンとロッドを振る
松○さんにヒット〜!
本命のカンパチです!
(SP80XDベイト改)
横○さんにもヒット〜!
でもなんか違う〜。
上がったのは正体不明の魚。
船長も「たまに釣れるけど
名前が分からないねぇ。」と…
食べてみたかったけどやめときました…。
(SP30Deepプロト)
ボクも釣りました〜!
ちっちぇ〜…。
(OUTLAWベイト)

釣った魚は船長のオヤジさんが経営する
居酒屋「てんぐ」さんで
美味しくいただきました〜♪




続いて2日目…。
天候もそれほど崩れず、本命ポイントへ向かう。
このポイントでは最近他の遊漁船が餌で40kgクラスを2本獲ったらしい。
そんな話を聞けば気合は入る!
でも、潮は気合が入らず相変わらずのゆるゆる〜状態…。

しか〜し、シャクリに気合を入れれば〜!

おりゃ〜!
ガツーン!とダブル〜!
でもちっちぇ…
(OUTLAWライト)
おりゃ〜!っと
横○さんもカンパチ〜!
ちょっとちっちぇ〜…。
松○さんはボクのプロトのロッドで
おりゃ〜っとカンパチ〜!
(SP30Deepプロト)
そして、松○さんにグッドサイズがヒット〜!
松○さんはSP80XDとオシア4000に
3号を巻いたタックル使用しています。
一見アンバランスのように思われるこのタックル
ご覧のようにファイト中はロッドが
曲がりませんが食わせることにおいては
絶大な威力を発揮します。
八重山へ行かれてる方なら分かりますよね〜。


この時左舷で釣っていた
直○さんにも密かにヒットしていた!
そして、数分後…どぉ〜ん!
(SP80XDベイト改)
松○さん、肩を痛めていたのにさすがです!
続いて…どどぉ〜ん!
(OUTLAWライトベイト)
ラッキーボーイ直○さんも良型キャッチ!
と、2日目もなかなかの釣果でした…。



続いて最終日…
前線の通過で天候が危ぶまれたが、朝の時点で風が止んでいる!
これまでに小型は多数釣ったので一発大物狙いで遠いポイントへ出撃〜!
最終日にどんなドラマが待ち受けているのかぁ〜!

ポイントまで片道2時間弱…
帰りの飛行機の時間を考えると釣時間は残り少ない…
1投目からアタリはあるがなぜがすべてバレる…
それなりのサイズらしきアタリもありフッキングも
キッチリきめているはずなのに…
そんな状況の中ついに
横○さんが巨魚を掛けた!
ラインが勢い良く飛び出していく!
これはデカイ!皆ジグを回収してサポートにまわる。
SP60がグイグイ曲がる!

ファイトは30分を超えた…
苦悶の表情を浮かべる横○さん
水深80mほどの中層50m付近で全く動かない。
最終的には15キロほどのテンションをかけて
強引に浮かせる!

前線通過の降りしきる雨の中で
1時間近くの格闘の末、残り20mのところで
惜しくもリーダーブレイクで終了…。

横○さんナイスファイトでした!
気を取り直し、ジギング再開!
残り時間はわずか…!
ここでボクにヒット〜!

お手ごろサイズでした…。
(OUTLAWライト)

同時にヒットした松○さんも無事にキャッチ!
10kg前後のまあまあのサイズ。
ここで時間切れ…。
(SP80XDベイト改)


今回も数種類のタックルを使ってみたが、
ソフトティップのSP60に比べOUTLAWやOUTLAWライトのようなハードなロッドに良くヒットした。
ラインも3〜4号の比較的細いラインを使用したが、
根ズレによるラインブレイクもなく体力的にも楽に釣りを展開できたように思う。
最近では磯での経験から、高負荷で魚を止めようとすると根ズレが起こるような気がしているので
今回は逆にファーストランのときにテンションをかけない方法を試みたのだが
それに見合うサイズはヒットせず、この試みは次回へ持ち越しとなった…。


テストで持ち込んだ“SP30Deep”は
近海の深場用に「ライトラインで重いジグ」を用いるために開発したもので
100〜150mほどの水深で200g前後のジグを使用してテストを繰り返してきた。
従来の近海用の30ポンドクラスのロッドでは200g程度のジグを操作する際、
ティップが軟らかすぎて操作性が損なわれていた。
そこで30ポンドのパワーの細身軽量ブランクを用いて、
しっかりとジグを操作できるロッドの開発を進めてきたわけである。
ようやく発売できそうだ。

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